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Galaxy Z Fold6/Flip6 展示開始!折り目や大きさ/サイズ感を実機チェックしてきた

2024年7月14日

2024年7月31日に日本発売も決定しているSamsungの新しい折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold6」と「Galaxy Z Flip6」。

東京・原宿の旗艦店「Galaxy Harajuku」では、さっそく2機種の展示が一般公開されている。

気になる折り目やサイズ感を実機レビューするとともに、専門のスタッフ(クルー)に新機種の注目ポイントを伺ったので、レポートしていく。

なお、展示はGalaxy Harajukuのほか、SHIBUYA TSUTAYA 1Fにて開催のGalaxy Experience Space(8月11日まで)や、ヨドバシカメラ等の家電量販店でも行われている。

「Galaxy Z Fold6」より軽く・薄く、四角いデザインに

Galaxy Foldシリーズ6世代目となる「Galaxy Z Fold6」は、前作「Galaxy Z Fold5」と比べてより角張ったデザインに変更された。

側面はストレートに切り落とされており、箱のようなイメージだ。

例えばiPhone 12以降やNothing Phone (1)など「側面が垂直だと持ちづらい」機種が多かったが、Galaxy Z Fold6は意外にも持ち心地が良く、手にフィットした。

折畳時の隙間はほぼ無し。同機種は折りたたみ機として世界初のIP48防水・防塵に対応。防水性能はZ Fold3から備えていたが、今作からは防塵にも対応する。

大きさ・サイズ感

閉じた状態の横幅は、Z Fold5の67.1mmから68.1mmに微増。カバーディスプレイのアスペクト比は23.1:9から22.1:9に変更され、縦長感は軽減された。左右のベゼルも削減されたため、より一般的なスマホのサイズ感に近づいた。

展開時は、正方形に近い20.9:18のアスペクト比となった。

角の丸みが削減されたことにより、視覚的により広い領域を感じられ、個人的には好印象だ。非常に狭いベゼルと画面内カメラ(UDC)も相まって、画面そのものを持っている感覚が強まった。

Z Fold3から続く画面内蔵型のインカメラ(Under Display Camera,UDC)は、前作とほぼ変わらず。ZTE等の他社製品と比べると、少し目立つ感じは否めない。

折り目はかなり改善!

折りたたみ機種で気になるのが、ディスプレイの”折り目”だろう。

Galaxy Z Fold6では、メインディスプレイの折り目がかなり薄くなっている。斜めから見たり、黒画面だと視認できるものの、一般的な利用シーンにおいて不都合は無いレベルに進化した。

完璧とは言わないまでも、いよいよ実用レベルに到達したと言っても差し支えないと思う。

折り目で敬遠していた方も、今度こそチャレンジしてみては如何だろうか。

純正メモアプリ「Samsung Notes」が進化

Galaxy Z Fold6はハードウェアだけでなく、ソフトウェアも進化している。

クルーのイチオシは、Galaxyの純正メモアプリである「Samsung Notesの新機能」とのこと。

今までボイスレコーダーで利用できた音声の文字起こし機能が、Samsung Notesにも登場。

発言者を認識した文字起こしはもちろん、録音のタイムスタンプに合わせた筆跡の再現も可能に。「会議等で手書きメモをよく取る」という人にとっては、別売りのSペンと併せて必須級のアイテムになるだろう。

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「Galaxy Z Flip6」カメラとバッテリーが強化

縦折りタイプの「Galaxy Z Flip6」。

スペック面では、メインカメラがGalaxy S24と同じ5000万画素に強化されている。バッテリー容量はZ Flip5比で300mAh増の4000mAhを搭載。

外側のカバーディスプレイのサイズやできることは、大きく変わらず。

デザイン的にはZ Fold6同様、角張った見た目に変更された。

カメラリングの部分までアクセントカラーが入っている。豊富なカラー展開とPOPなデザインは、確かに愛着が湧きそうだ。

Z Flip5より薄くなったとはいえ、持ってみるとまだまだ分厚い印象を受ける。

パンチホールインカメラを備えたメインディスプレイ。均等なベゼル幅が美学を感じさせる。

手のひら撮影の精度が向上

写真撮影時に本体をスタンド形式で置き、カバー画面にプレビューを表示できる。

クルーによると、手をかざしてシャッターを切る「手のひら撮影」の精度が向上したとのこと。

また、被写体に映る人数によって画角を変化させる「自動フレーミング」も利用可能。高画質のメインカメラを活かせるFlipタイプならではのメリットだ。

リアルタイム翻訳がさらに便利に

Galaxyの翻訳アプリでは、外側に相手の言語をリアルタイムで表示できると、クルーが力説していた。

搭載チップ「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」のオンデバイスAI処理により、オフラインでも高い精度の翻訳が可能。

実際にデモを体験してみたが、精度とレスポンスがかなり良く、非常に実用的だと感じた。

Galaxy Watch UltraやWatch7、Buds3 Proの展示も開始

Galaxy Harajukuでは、スマホのほかにも新作スマートウォッチ「Galaxy Watch Ultra」や「Galaxy Watch7」、ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds3 Pro」の展示も行われており、実機を体験できる。

個人的に気になったのが、Galaxy Buds3 Pro。

外部音取り込みが著しく進化しており、イヤホンを通していることを忘れるくらいに自然な音が実現されていた。AirPods Pro(第2世代)と比較しても遜色ないレベルの完成度だ。

音質面は24bit/96Hzのハイレゾ相当サウンドに対応し、スペック上はAirPods Pro(第2世代)を上回る部分もある。

ステムの感圧センサーの出来は劣るものの、短時間使った限りでは全体的な操作感は概ね良好だった。

7月31日発売、予約は7月17日から

今年は既にGalaxy Z Fold6とFlip6の国内投入が正式発表済み。

SIMフリー(公開市場)版の日本発売日は2024年7月31日、予約は7月17日より受付開始する。予約キャンペーンでGalaxy Buds3(Proではない)がもらえるとのこと。

例年と比べて非常に早く、日本ユーザーとしては嬉しい限りだ。

価格はFold6が249,800円~、Flip6が159,700円~。Foldシリーズは初代Galaxy Foldから25万円前後のスタート価格を維持しており、円安等により他のスマホの価格が上昇するなか、相対的にお得感が出てきている。

数年前はキワモノ感が強かった折りたたみスマホだが、6世代を経て完成度が上がり、いよいよ普及期に入ってもおかしくない出来栄えだ。

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Tek-Next(管理人)

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